取締役 諏訪 将志
「恩返し」
私は人に優しくするのも、優しくされるのも大好きです。これが私の生きがいであり、生きる理由であります。人に優しくすることで、優しくされることで、心が穏やかになり、自然と笑顔になります。
私は生を享けてから、人に愛される人生を送ってきました。誰よりも人に恵まれ、人に優しくされることで、自分が人から愛され、笑顔になる幸せ、人を愛し、笑顔にする幸せを学びました。両親や学校の先生、何より友達。私に愛を持って接してくれた人はたくさんおられますが、何よりもそれを感じたのが高校時代。私にとってかけがえのない、失いたくない友達ができました。彼らからは、たくさんの、愛のある、人との接し方を学びました。
彼らとは英国で出会いました。それまでとは全く違った環境、言語、食事。今思うと、彼らなしでは僕の英国での思い出は明るい色には染まらなかったと断言できます。
英国では、「日本人であるため」現地の方にポジティブに接していただけたと考えます。日本の文化が、遠く離れた英国まで届き、現地の方が日本文化に影響されていることに、勝手ながら日本人として誇りを感じました。日本人というだけで人に優しくされ、日本人としてのありがたみを感じました。「日本人ってだけでなぜこんなに優しくしてくれるのだろう」と思いましたが、それは今までの先代が作ってきた歴史、継承してきた文化、何より日本人らしさから生まれた物だと考え、この経験から、日本という国に恩返しをしたいという気持ちが生まれました。
代表である角居から、「日本の伝統工芸に携わる仕事をしないか」という誘いを頂いた際、即決で事業に加わりたいと思いました。斜陽産業である伝統工芸産業を復活させ、職人さんを笑顔にする。イギリスで出会ったかけがえのない好きな人と、やりたい仕事ができる。やはり私は人に恵まれている。そう思いました。自分自身ができることは限られていますが、したいこと、何より向いていることは人を笑顔にすることです。
弊社は日本が誇る伝統工芸品を世界中に広め、多くの職人さんに利益を齎します。多くの職人さんが笑顔になる事、それが弊社の創業者、社員が笑顔になることに繋がると考えます。私は人のために仕事をすることが何よりの幸せです。日本文化、何より職人さん、全ての水玄京に関わる人々の為に自身の仕事を全うさせて頂きます。
経歴
15歳で単身イギリスに留学。高等学校を卒業後、立命館大学スポーツ健康科学部に入学。在学中に老人介護サービスを立ち上げる。2022年 立命館大学スポーツ健康科学部卒。2022年3月に株式会社水玄京を創業。