【真田紐とは】6mmの紐が命を救う

YouTubeで製作工程をご覧いただけます!

https://www.youtube.com/watch?v=dOtUEsshs4Q&t=38s

真田紐と組紐の違い

「刀でも切れない防具」としても知られる真田紐。その最大の特徴は、その丈夫さ。一見シンプルな糸の組み合わせのように見えますが、実は真田紐とは「織物」なのです。「組紐」と「真田紐」の明確な違いはその構成方法であり、組紐は三つ編みのように、複数の縦糸を斜めに交互に組んで紐にしていきます。

一方、真田紐は縦糸と横糸を織っていきゆき平らな紐状を形成していきます。最も狭い幅で約6mmとなり、世界一小さな織物とも言い換えることができます。カラフルな色合いが多く、思い思いの色合いを演出することができます。

真田紐を見れば家柄が分かる!?

丈夫で、カラフル。この真田紐の2つの特徴は、歴史的に重大な役割を異なるシーンで担っていました。丈夫さが用いられたシーンはもちろん「戦」。身に着けている装備は走るとガチャガチャとよく動き、素早く動く時には邪魔になりがちでした。そこで真田紐を用いて、体に密着させ動きやすくし、さらには鎧の補強にも用いられました。

またカラフルな利点は、千家茶道の祖、千利休が茶道を広めるために桐箱に用いて、認知を得ました。家紋ごとに異なる色の真田紐を用いて、どの家のものかを見定める一つのツールとしても使われており、現在でも色褪せず残っている文化です。

本物か偽物かを見極める点としては、現代で言う印鑑のようなものかもしれません。また、紐の結び方ひとつをとっても、暗殺、中身のすり替え、盗難を未然に防ぐ役割として様々な工夫が凝らされました。

現在の真田紐

真田紐は戦場における甲冑の安定化、補強に用いられてきましたが、現代社会では甲冑を用いることはありません。しかし、当時から桐箱に用いられる真田紐は現代においても継承され続けています。オーダーメイドにて好みの色に設定した真田紐は今も尚人気商品の一つであります。

その他にも、スマホストラップや、カチューシャ、メガネストラップなど、現代のニーズにあった商品がいくつも開発されています。また、2016年には、ドラマ「真田丸」が放送され、再び真田紐に脚光が当たる機会となりました。


大切な贈り物をする際の梱包、自分だけのオリジナルの証を真田紐で彩ってみてはいかがでしょうか。真田紐を用いた商品を水玄京ECサイトにて取り扱っておりますので是非ご覧ください。

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