【京銘竹とは】京都ならではの技法が織りなす名産品

京銘竹ボトルスタンドの製作工程

竹の採取

白竹、胡麻竹、図面角竹、亀甲竹の
4種類を京都の山のみで採取する。

竹のカット

商品によってカットの仕方は異なり、
大きさを均一にそろえる工程はすべて職人の手作業。

デザイン

加工された竹を商品ごとにデザインしていきます。
主に竹垣を作ることが主要ですが、
ボトルスタンド等の日常に用いられる商品もあります。

YouTubeで京銘竹ボトルスタンドの製作工程をご覧いただけます!

https://www.youtube.com/watch?v=obZn4NL_l7Q

京銘竹とは

京都といえば嵐山のフォトジェニックな竹林が有名ですね。多くの人が賑わう竹林ですが、京都には竹を使った産業があることをご存知ですか?それは伝統産業に認定される「京銘竹」です。

京都産の竹が使われた「白竹、胡麻竹、図面角竹、亀甲竹」の4種類が京銘竹とされています。京銘竹は茶道や華道の世界観を趣深く演出してきました。

主に茶道具や花器等の道具に加え、茶室や、「茶の湯」のミニマルな美しさを体現する数奇屋造りという建築スタイルにも取り入れられています。

京都はよく雨が降り寒暖差が激しく竹の栽培に適した気候です。また粘土質の土壌や水の質の高さがより良い竹を育てます。

京銘竹の歴史

竹は原始時代から人々に使用されており、その理由として滑らかで弾力性があること、湿気や乾燥によって歪まないことが挙げられます。

奈良〜平安時代の重要なものを保存する倉である正倉院からは竹を用いた楽器や日用品が発見されますが、平安時代からは建築の部材や狩りに使う武器、農耕や漁業に用いる道具としてその用途が広がっていきました。

鎌倉時代から室町時代にかけては茶道具の作成に竹が多く用いられるようになり、江戸時代になると竹細工職人らは将軍家に作品を納めるよう仕事に勤しみました。その後、華道に用いる花器や茶道に用いる柄杓をつくる職人が京都に住むようになりました。

素材の風合い、竹材の管理に適した土地柄、街の人の行き来の多い環境、様々な要素が重なり、竹が京都を都として有名にしました。

自然との調和が世界で人気の京銘竹

現在では京銘竹の伝統を更に発展させた新しいデザインも生まれています。例えば株式会社長岡銘竹の職人の方々により作られたボトルスタンドがあります。

シンプルなデザインから、京友禅に用いられる金彩加工を施していたり、金箔を施したりと幅広いデザインがあり、アートのようなモダンな雰囲気に仕上がっています。和モダンを演出するインテリアとして活躍してくれる商品になっています。

そして京銘竹は今、世界からも注目を浴びています。YouTubeにて竹垣を制作している様子を収めた動画は、200万回を超える再生回数を超えるものもあり、コメント欄はその技術力の高さや自然への敬意を称える海外からのコメントに溢れています。

ボトルスタンドの制作工程もYouTubeにてご覧いただけますので、是非ご覧ください。

竹は皆さんが思っている以上に身近にあり、使いやすく、現代の生活様式に合うものが多くあります。竹を用いたその手触りは一般的な加工品とはどこか違う温かみと安心感をあなたに与えることでしょう。

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